このレビューはネタバレを含みます
ゾンビを感染症として真面目に扱ったところが新鮮だった。
なので、通常のゾンビ物に期待するアクションやホラー的要素はほぼ無いに等しいです。
ウィルス感染症で凶暴化した人がパンデミック終息後に回復し、社会復帰を目指すが、感染中の記憶は残っておりフラッシュバックに苦しんだり、苛烈な差別に晒されたりする。
なんともタイムリーな内容だった。
感染者に家族を殺されても、病人として許せるか。家族が感染してしまったらどうするのか。
アビゲイルのスタンスがいまひとつ掴めず、ちょっと苛立った。
医師の情熱と顛末は悲しくて一番好きなところ。
ゾンビでここまで社会派な作品珍しいし、アイディアはとても良かった。
若干単調なのは好き嫌い分かれるところだと思う。
