きしん

ランガスタラムのきしんのレビュー・感想・評価

ランガスタラム(2018年製作の映画)
2.6
半分でいい…
正直、つまんない。

インド映画あるあるだけど話に入るまでが長い。
最初の恋愛パートは要らないな。
この最初の1~1.5時間くらいで分かるのは主人公が難聴・頑固くらい。
むしろこの情報さえ知っていればインターバルから見始めても全然ついていけるという。
内容が面白ければアンジャッシュコントとしても観れるんだけど、祭りでぶん殴ったりするだけだもんな。
もうちょっと笑いの勉強をした方が海外ウケがよくなるんじゃないか。

そしてようやく話が動き出したと思ったら謎の踊り子パート。
お前どっから出てきたんだ。いきなり関係ないヒロイン出されてもポカン。

なんかこういうの入れないとインド人は観てくれないんかね?
逆にそれ入れると他国で観てくれなくなるから何とか繋ぎとめるために無理矢理、冒頭に事故シーンだけ持ってきているように感じた。

というか冒頭のは事件ではなく事故だったんだな(笑)
あんな坂の上に停めてる方が悪いからそらそうなるやろとは思ったけど、
じゃあなんで相手のバス?は停まらなかったんだ。乗客びっくりよ。「なんか物凄い当たりましたけど!?」
インドでは相手が悪い場合の当て逃げは合法らしい。(70年代)

内容としてはよくある圧政・革命・復讐もの。
プレジデント、なんで今回はこんなに初動が遅れたんだい?←全部このせいだと思う。
声をあげた時点で潰す、30年間そうやってきたのになんで今回は宣戦布告された後も泳がせたんだろう。
誰も取り合わないと思ったのか、ある程度出てきてから潰した方が恐怖政治加速できる狙いだったのか。

弟は金受け取っちゃうようなやつだし(←このシーンなかったよな、カット?)、兄貴やっちゃっても叔母の話を聞く前なら十二分に懐柔できたろう。
叔母がちょいちょいのも気になった。インドでは3親等も男女であれば全然アリなんだろうか...

あと弟も補聴器つければほとんどの問題は起きてなかったんじゃないか。
プライドからか「難聴がバレる」って言ってたけど、ほとんど知られてるっぽいるし…
ヒロインくらいじゃないのか知らないの。
周知の事実ならもうつけちゃえよって思うけどな。
まあそれやっちゃうとアンジャッシュコントが成立しないわけだけども。

それにしても新インド党?のおっちゃんの動機も私情すぎてついていけず。
文化的には十分あり得る動機なんだろうけど。
剃刀のシーンはミザリー思い出したわ。

予告でやってたパターンの方が面白そうだった。
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