ちゅにちゃん

孤狼の血 LEVEL2のちゅにちゃんのレビュー・感想・評価

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)
2.6
暴力団同士の抗争が絶えなかった広島で、県警の刑事である主人公が暴力団と通じる事で抗争を抑え込んでいたものの、一人の暴力団員が出所した事で抑制が崩れ、警察を巻き込み再び抗争へと突き進む極道バイオレンス。刺青だらけのヤクザの体は汚く、凄みと残虐な暴力はどう猛で手に負えない。一般人にも容赦なく襲いかかる暴力。極道を取り締まるはずの刑事も暴力団と通じていて対応が鈍い。主人公は公務員でありながらも暴力団から便宜を受けたり、組織を無視してやりたい放題。結局のところ、警察組織のガバナンスの欠如は市民社会の崩壊を招くということを改めて示している所が有意義である。