このレビューはネタバレを含みます
鈴木亮平のネジの飛びっぷりが最高でした。
本能が「この人…ヤバい…怖い」と警鐘鳴らしまくりなくらい、鈴木亮平の役への没入度が高かった。思い出しても身震いするレベルです…。
前作がかなり面白かっただけに、大上さん亡き今作大丈夫かな、と不安ながらに劇場に向かいましたが、そんな心配はどこへやら
今作は前作と異なり、敵が極道・警察両方であり、味方がほとんどいない状況で戦う羽目になったことで、より「孤狼」のワードが際立ってました。
また今回は上林達が、極道だろうが市民だろうが躊躇なく残忍に手をかける展開だったため、前作よりも誰がいつ死ぬか全く予想がつかず、観てる側の心臓が試されてましたね
一つ一つ勝算を潰されていく「絶望感」と、窮地に追い込まれるごとに増す「閉塞感」、そして上林が次に何をするかわからない「緊張感」のメンタル爆弾ハッピーセットだったので、なんなら前作よりも数倍メンタルを削られました。
カロリー消費がとにかくすごい…笑
※近年観た映画でもトップクラスに疲れました
最終盤の日岡vs上林は、ダークヒーローとヴィランの決闘を観てるようで血がたぎりましたね。
主人公補正によるエンタメ感は少し強かったように感じましたが、終盤までのフラストレーションが強すぎたため、あそこまでスカッとやってくれて良かったかなと個人的には。
原作は3部作とのことなので続編がまたいつかあるのかな??
年数を重ねて未熟さが消えて、大上さんみたく強靭な孤狼になった日岡も観たいな〜と思えました。