トンヌラ

劇場版 アーヤと魔女のトンヌラのレビュー・感想・評価

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
2.8
野球の7回裏で同点に追いついたと思ったら時間の都合で試合が引き分けで終わった、みたいな不完全燃焼感が残る作品。

これまでのジブリのメインヒロイン(主に駿作品)が母性的な要素が強い傾向にあったのに対して、本作は良くも悪くも『子どもらしい』アーヤの視点で物語が進むため、いわゆるジブリっぽさは薄く感じました。

BGMとして頻繁にテンポの良い音楽が流れるものの、全体的に絵の動きとマッチしておらず、テンポの悪さが目立ったかも…。
無理矢理3DCG使って作ったけど、絵が音楽に置いてけぼりにされてる印象が強く、イマイチ乗り切れない。

正直エンドロールが1番ワクワクした。タラレバになりますが、あれが観たかったよ…。

魅力的な要素はいくつかあったけど、絶対に良作ではなかった、という中途半端さが残念です…

次に期待したい。