邦画も捨てたもんじゃない、鈴木亮平の怪演、邦画の傑作アクション映画、かなり面白かった!!!
任侠ものはもう古い、ヤクザ映画は『ヤクザと家族』でもう最後でいいと思っていたし、2年前初めて『孤狼の血』を見たとき、ヤクザ映画を撮る人の気が知れないわと思っていたけれど、続編、とても素晴らしかったです。今ではヤクザ映画が見たくて仕方がなくなっている、怖い。
『孤狼の血』映画化の際に書かれた企画書には「ヤクザ映画は今、当たりません」と書かれていたそう。
しかし、だからこそ当てるならうち(東映)だ、と。
監督はプロデューサーから「長らくこういう作品を作っていない。とにかく暴れ倒してほしい」「韓国映画に先に行かれているので、尻尾をつかんでほしい」と言われたそう。
その気合いが伝わる。
一昔前までは、実際に役者がヤクザと飲みながら話を聞いて、役を作っていったそうだけれども、今の時代もうそんなことはありえない。
どう演じればいいのか?
「仁義なき戦いを見てください」になるそう。役者には過去の映像作品を見て勉強してもらい、ヤクザ映画は「時代劇」として作っていくものになりつつある。
そうか、ファンタジーが見たいんだな、ファンタジーだから楽しく見れるんだなと僕は思う。
今年の日本アカデミー賞ノミネート作品で一番面白かった!!