このレビューはネタバレを含みます
昭和の狂気を抱えたまま出所してきたサイコヤクザが、ビジネス志向に染まったヤクザとかカタギとか刑事も手にかけまくってて序盤からカオス。
前作から急成長してワイルドさと人情を程よく兼ね備えた日岡は、大上ほどのローンウルフ感はないけれどバランスが良いので応援しやすい。いくらなんでもダメージ受けすぎ。
上林にも警察にも一矢報いて最低限の爽快感はあったけど、韓国映画ならもう一押しやれそうだなという比較をしたくなってしまう。
まだ彼の牙は抜かれてないぞと示すようなラストは悪くないけど駐在の日岡も良さげなんだよな。
ヤクザ映画にあんまり惹かれない俺には前作との差は大して感じられず、むしろこっちのほうが楽しみやすかった気がしなくもない。
