なおち

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章 回生篇のなおちのレビュー・感想・評価

3.0
気が付けば早いもので第六章。オリジナルの結末へ向かっている事もあり、とても新鮮な気持ちで観ることができました。前章の予告で登場した銀河もデザイン的な疑問は感じながらも、あくまでサポートメカ的ポジションでホッとし、まぁ今後ヤマトの邪魔しなきゃいいんじゃないの。というところまで妥協し受け入れました。もうでてこなくていいよと。

お話としては、クライマックス前の大変盛り上がる内容でアンドロメダ、山南艦長に燃えまくりました。ええぃヤマトはどこだ。ヤマトを映さんかい!と今回ヤマトの見せ場なし残念。ラストもここで?って感じで残念。毎回思う事ですが、一本の映画としては酷い出来ですが、テレビシリーズの4話分と割り切って観るしかない様です。

今さらですが、2199と比べるとディテールの粗さや、設定の大雑把さがやはり気になります。序盤、波動エンジン停止し、安定翼は電源途絶で展開できないのに、後部ハッチは開いたり。ヤマトほどの質量が制御不能で惑星に墜落するのに外的損傷がなにもない、波動防壁も使えないのに綺麗に埋まってる。そしてすぐ飛び立てる。などなどツッコミ入れて楽しめる感じ…。

あと気になるのは、ヤマトが人類にとってどの様な存在なのか?というところ。山南艦長や東堂艦長らは、なんとしてでもヤマトを救出しようとします。何故でしょう?人類存亡の要は、時間断層と銀河であって、ヤマトはなにひとつ期待されていません。勝手に軍規違反を犯しテレザートを目指したものの「大いなる和」という言葉だけありがたく頂戴してきただけ。最終章で、人類が地球にはまだヤマトがあるじゃないか!ってなる、そしてそう思えるエピソードを入れてもらいたいですね。

毎回愚痴ばかりになりますが、ここまできたら見届けましょう最後まで。ヤマト好きですから。
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