真実のシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

カトリーヌ・ドヌーヴいまこんな感じなんだ！という。
ファビエンヌの自伝本『真実』。彼女が綴った真実とは。母と娘の確執も露わに。

わがままな大女優ファビエンヌ。監督と寝て仕事をサラから奪ったとか、リュックに謝る脚本書いてとか、孫の名前も覚えられなくて。最初は嫌な人だなと思ってたけど、素直に謝れないところも終盤になると深みが出てきた。人は本音と裏腹に生きてしまう生き物だったり、強くあろうとすることは責任感や防衛本能からくるものだったり。我々も容易く「真実」に迫ることはできない。そして「真実」はひとつではない(コナンくんごめん)。

宇宙船に乗ってほしいな。私が女優になるところ見てほしいから。真実か否か。