時期が時期なだけに、、感慨深い。涙無しには見れない。いろんな感情が湧いてくるし、ひとつの社会構築の例として見ても、とてもお勉強になる。これは大いにネタバレして沢山の人に観てもらいたい。。いや、しかし、作品としてはノーマークでした。でも、こんなに早く映画になるってどーゆーことかと思ったのです。ドキュメント映画としてもとても上手にまとまっていたと思う。全盛の空気から一転して、、事故の模様、家族・遺族のコメント・表情、チーム、クラブ経営陣、街の人達、再建の苦悩、生存した選手の葛藤・復帰にかける生命力の強さ、人間の感情の細かな機微が…、リアルに残されている…。途中、あ、これはこの作品を鑑賞することはなんらか遺族やチームの為にもなるのかもしれない、と思った。。チームとしての在り方、チームとしての士気の高め方、その周りの支え、こうしてチーム力は創られるのだなぁ。とか、神の存在や祈りが日常生活の基盤になっているお国柄の人間性とか、とにかく単なるサッカー映画じゃございませんでした。現代は携帯電話、写真、snsで秒単位で記録されてゆくから、喜びも悲しみも、様々に振り返ることができてしまうし、こうして作品の中にも組み込まれ、よりリアル感も増す。作品にすることやコメントすることをよく承諾したもんだなぁと、複雑な思いもあっただろうけど、弔いや未来の希望として選択したのだろうと思う。こうして鑑賞することもまたなんらか彼らや遺族や街の子どもたちや未来の希望となる助けになればいいな、と思ったのでした。同時代の同じ人間としての共有の場の可能性を感じます。ぜひとも！
