面白かった、という感想は正直持てなかった。
なんか西洋版の大河ドラマでも観ているみたいというか、気持ちはずっとどんより重くて、映る晴天が皮肉のようだった。
王への道は、孤独なもの以外見たことがないって言えるくらいいつも苛烈。
真の臣下に恵まれるかは最早運次第なのに、気を許せる友は失っていく。
これまで幾人の王たちが、その道から外れていったか。
せめて、癒しがあればいいなと思う。
正直さが彼にとってそれになり得るのなら、彼女はどうかそれを全うしてくれますように。
それにしても命と命のやり取りをする場面は、取り繕う間も無くただただ必死で、お互いに生への執着が湯気のように沸いていて、だから泥臭く見えるのが当然なんだな。美しいはずがない。
どうして今まで、そのことに気付いてこなかったんだろう。
ウォンカに向けて、ティモ様作品を巡っているんだけれど、
プリンスといえども悲哀を秘めた彼もとても良かった。イケメン過ぎて浮いてしまってる感はあったけれど、それくらいやっぱり彼には華があるし、ついでに言うと短髪もロングもとても似合う。
それからあとはロバート・パティンソンね、、、かつてイケメンヴァンパイア役できらめいていた彼が今ではこんな役、、、最高でした(好き)。
