依存症との終わらない戦い
薬物依存症者の話ではあるものの、何かに依存する背景や家族関係、人間の複雑さをずっと描かれててひたすら重い。
よくある題材にされているものの、この映画はオーバードーズや薬の恐ろしさよりもひたすら依存症とその周り。
優秀な成績で大学も選びたい放題、スポーツ万能のニックが何故薬物に手を出したかは明確にされていないものの、観ているうちに父親との関係がトリガーになっているのがわかってくる。
父親からの重圧なのか過去の何かがそうさせたのか。
ほとんどが父親視点になっていることに気付いてから、なんとも言えない気持ちになった。
美しい少年(自分の息子)が崩れていく様、薬物依存の恐ろしさ←父親からみた視点がこれであって最後まで息子との複雑な関係や薬物に手を出した理由が明らかにならない。
複雑な役をやらせると本当にピカイチなティミー。しっかり勉強されてるのか生まれ持った才能なのか。素晴らしい。