薬物依存症と闘う青年ニック（ティモシー・シャラメ）とその父親デイビッド（スティーブ・カレル）のお話。実話に基づいている。
成績優秀で大学にも合格し、将来有望なニック。父親とその再婚相手とも関係がよく、人生順風満帆にみえた。
軽い気持ちでクリスタル・メスに手を出してしまったニックがあっという間に依存症になる恐ろしい展開。
行く末は過剰摂取で命を落とすことが多い依存症。なんとしても息子を死なせたくないデイビッドは懸命に手を差し伸べるが、ニックはリハビリ施設に入ったり出たりを繰り返し、しばらくクリーンな期間が続いても、ちょっとしたきっかけでまた依存していく…
シャラメくん演じるニックが本当にいい子で、魅力的だからこそ、落ちていくし姿に目を覆いたくなる。どうしていいかわからない父デイビッドが、自分でも薬をやってみるシーンが、印象的。
薬物の恐ろしさが、淡々とだがリアルに描かれてていていた。
