ビューティフル・ボーイのパニエさんのレビュー・感想・評価

ティモシーまたドラッグやる役か…
と思いながら見始めた

タイトルの「ビューティフル・ボーイ」は、
ジョン・レノンとオノ・ヨーコのアルバム収録曲から引用したものだそう

実話ベースということもあって、かなりリアルにドラッグ依存症を克服させようと家族の奮闘する姿や苦悩が描かれているが
もし家族や恋人がそうなったら…自分がそうだったら…そんな風に視点を変えて見ることもできる
昔友達が覚醒剤をやっていて、いつも会うたび目が虚ろで歯がボロボロだったのを思い出した

ここに出てくる父親のデヴィッドは、施設に任せるだけじゃなく、他の子に話を聞いてみたり自分も吸ってみたりと、息子を理解しようと色々と試みながらも8年もの長い時間をかけて向き合い続けたけど、ドラッグの脅威は生半可な気持ちでは止められないことがわかる

結局、本人が自分の意思で制御不能な場合
救える可能性があるのは周囲からの
"無償の愛"なんじゃないかと思えた