夏色ジーン

ビューティフル・ボーイの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
4.0
感想川柳「薬物は 1人の力じゃ 抗えぬ」

レンタル店でパッケージ借りでした。φ(..)

フリーで音楽ライターをしているデヴィッドは、カウンセラーの前で真剣に息子のニックの話を始める。彼は、さまざまなドラッグを使い依存症に陥った息子を何とかして救いたいと願っていた。1年前、デヴィッドは丸2日消息不明のニックを捜していて、元妻のヴィッキーにも電話する…というお話。


今をときめくティモシー・シャラメ出演作ヾ(´ー`)ノ
基本コメディのスティーヴ・カレルも真面目なお父さん。

いわゆる薬物依存症になった息子と父親の話ですね。

息子を信頼して何度も救おうとする父親。そんな父親の期待に応えたいのに、薬を断てずに自己嫌悪からさらに薬を摂取してしまう。( ´_ゝ`)

そして裏切られる度に父親も救おうとする心、信じたい心も削られていく。



アメリカでは50歳以下の死因第一位は薬物の過剰摂取だそうです(;´д`)

薬をやらない人にとってはなんでそんなことするのか理解できないはず。(´・c_・`)自分もできません。

でも心にストレスを受ければ何かしら解消する術が必要です。人によってはそれがギャンブルだったり買い物だったりするわけで、彼らにとってはそれが薬物。(。>д<)

なぜならそれ以上ドーパミンを出すものはこの世に無いから。

最初は興味でやってしまったかもしれないけど、それが地獄への入り口と知る由もない。( ´_ゝ`)

日本の薬物矯正施設『ダルク』の所長も元は薬物中毒者。もう何十年もシラフだけど、今でもやりたくなる衝動に襲われるそう(;´д`)

こんなの克服するのは並大抵のことじゃないはず。これはもう自分の意志じゃどうしようもない。

ここまで愛情溢れる父子の関係すら崩壊するんですから。(゜〇゜;)

何回も失敗するだろうけど家族が見放したら、もう結末は"死"しかない。

中には疲れ果て、子供の死によって安らぎを得る場合もあるようですがm(__)m

まず何よりも薬物に関わらせないこと。周りに『ビビってんのか?』言われたり、恋人がやってたりすると若さゆえにやってしまう。薬物(特に覚醒剤)は自分で制御出来ないことを子供に教えるべきだなと。( ̄^ ̄)

男は金が無くなれば止めざるを得ませんが、女性は良くも悪くも稼げてしまうから特に気を付けないと、と思いました。

気になるセリフ
『これが僕だ』
『人を救うことは出来ない』
『平和と幸福など俺には劣等の証』

んでまず(^_^)/~~