山中潤一official

The Witch/魔女の山中潤一officialのネタバレレビュー・内容・結末

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

劇団ひとりが言いそうなセリフをずっと言われます。

厨二的なやり取りと言葉選びが多くて
コントなのかなって思えます。

アクションは凄いです。

でも、言葉の意味とアクションの矛盾がダサくて凄いもったいない。

見たいって言ったよね?
よく見せてあげる。
という内容のあとに
なぜすんなり殺すのか。

目玉エグって食って欲しかった。

そもそも鎮静剤の成分なんて
脳がそこまで活性化してるんなら
身体に入った段階で成分分析出来る上に
体内生成出来ると思うんだよね。

続編ありきて作ってるみたいで、
クライマックスには謎を残していきますが
大して強烈に気になるというわけでもないです。

ラストに出てきた片平なぎさにそっくりなドクターが死んだと思ってたら、一人二役みたいで姉妹役だったところはすこぶる笑った。

主人公の女の子の一重で丸顔は凄いタイプです。でも、あいてを追い詰める顔がずっとニヤついていてもっとスカーレット・ヨハンソンのルーシーみたいに余裕ぶっこきながらも叙情的に戦って欲しかった。

恐らく、
昨今のアベンジャーズの流行りに乗っかったような気がするんだけれど
シナリオも薄いし、アクションも工夫のない殺し方で、ホステルとかソウとか見てもう少しこの辺は勉強して欲しいし
その点においては、テリファーはよく勉強してたよ。

どっちつかずなのよ。
ゴア表現に走りたいのか、王道ヒーロー的なダークヒーローみたいなヴェノムみたいなやつにいきたいのか。

途中の神経ガスなんやったん?
勢力の対立マジで意味不明やし
主人公の女の子が戦う理由なんなん?

説明不足が格好いいみたいなのって昭和で終わってると思うんだけれど
この映画のどこがいいわけ?

片平なぎさみたいなドクターの色作りもずっと青っぽいしさ。

なんか漫画かアニメがあってからの実写なの?この映画。
なんにせよ、カッコつけすぎというか
お洒落でもないし、なんていうか
意味というか意図がないんだよね。ずっと。

とてもスキルがあるのに、こんな感じでやってれば面白いでしょ?感が伝わってきて
まるで全力を感じられない。

出演者というより
制作陣の視聴者を舐めた作り上げ方のせいで
世界的にどうにでもなれるものを
この程度で済ませましたというエチュード及びプロローグだと思います。