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神と共に 第二章:因と縁のxavierのレビュー・感想・評価

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)
4.0
宿命は千年の時を経て完結する…
1000年間で48人の死者を転生させた冥界の使者、カンニムとヘウォンメク、ドクチュンは、後1人を転生させれば自分たちも生まれ変わる事が出来る。カンニムは怨霊だったジャホンの弟スホンを最後の裁判を受ける貴人に決める。本来なら怨霊は消滅させなければならないが、閻魔大王はある条件と引き換えにカンニムの提案を受け入れる。その条件は、ソンジュ神に守られて冥界からの使者をことごとく追い払ってしまう老人チュンサムを冥界に連れてくること。そして下界に降りたヘウォンメクとドクチュンは、ソンジュ神から驚くべき真実を知らされる…
ストーリーはこんな感じ。
"神と共に"シリーズの2作目。
1作目とするとエモさは抑えめ、でも話としてはこの作品の方がドラマチックだよね。
今回、話のメインとなるのは人間だった頃の記憶が無いヘウォンメクとドクチュンの過去。2人の記憶は閻魔大王によって消されているので、自ら思い出す事は出来ない。そこでキーパーソンとなるのがマ・ドンソク演じるソンジュ神!
ソンジュは、屋敷神として祖父チュンサムとその孫ヒョンドンを守っている
チュンサムを冥界に連れて行こうとする使者たちをバッタバッタ倒しながら
使者たちには、そんな風に強いソンジュだが、屋敷神は人間には手を出せない為、やられっぱなし…
そんなソンジュはヘウォンメクとドクチュンの過去を知っており、その事を2人に話していく…

ここからの展開は、驚きの連続!
余りにも軽い感じのヘウォンメクが実は高麗時代の最高の武将だったり、そのヘウォンメクとドクチュンの意外な関係、現在とは大きく違うヘウォンメクの人間性(ここのエピソードはグッと来ました)が明らかになります。
そして何より衝撃的だったのは、2人とカンニムの関係!
まさかあんな関係だったとは…
まさにタイトル通り"因と縁"だったなぁ…

作品の前半は結構、話が"もたついてるなぁ…"って思っていたけど、後半は叩き込む様に話が進んでいくのは、韓国映画らしい。それと共に、多いに泣かされましたしね。
エンドロールの展開も"えっ−!"って思いましたしね。
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