「幸せになりたいっすね!」と笑う仲原くんがよかった。幸せになりたいよね。
テルちゃんは重くて面倒くさくて扱いにくい女の子だけど、嫌いになれない。
最終的なマモちゃんとテルちゃんの関係性に名前をつける必要は多分なくて、2人が友達でもそれ以下でもそれ以上でも、なんでもいいから納得してるならたぶんそれでいい。
テルちゃんの執着も仲原くんの決別も、多分どっちも正解なんだと思う。
「好き」と「依存」の違いが私にはわからないし、都合がいい女でも仕方ないな、と思えてしまう気持ちが痛いほどわかる。
マモちゃんがずるいクズだ、葉子ちゃんがズルい最低な女だって、私は言えない。どう考えても私はテルちゃんで仲原くんだもの。
もう会わないようにしようって言われた時のテルちゃん、強かったな。自分を抑えて閉じてしまうんじゃなくて、ちゃんと対等に立とうとして、えらかったな。
「愛がなんだ」。愛ってなんだ?