光一

愛がなんだの光一のレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.0
好きな人への「愛」が切り離れてしまって、「ただの自分の存在理由(レゾンデートル)」に変遷していく!そんな王道と逆張りな恋愛映画!

ほぼ全登場人物が大なり小なり誰かに執着していて、「諦める人」「他でバランス取る人」「へつらう人」等の三者三様の道を進む中、主人公テルコはどう生きていくのか!というお話でした。共感できないものより、共感できるものに目を向けないと低評価につながりやすい映画なのかなと思いました。

でも、映像の構図1つ1つから監督の丁寧さや拘りが伝わってきて、久々に「妥協したカットが全然見つからない」と思える作品を観た気がします。

あと、箸で掴んだニンジンを落とすところに岸井ゆきのさんの真骨頂を感じました(そこ思った!という人いたら教えてください笑)。本当に繊細な演技していて感服しました。

「幸せになりたいっすねええ」
これだけが真実

ストーリー点3
監督点5
役者点4
映像音楽点5
印象点4
エモーショナル点3
追加点×
総合点4.0
光一

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