とし

愛がなんだのとしのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.5
登場人物がみんな極端じゃない?!って思うけど、実際にこういう極端な人ってきっといるんだよね。

自分自身はその気がないのに、多分悪気なく相手をその気にさせてしまう人。
好きな人のためなら仕事も友情も投げ打ってその人に尽くそうとしてしまう人。
テルとマモル以外もみんななかなか癖のある人物で、誰も恋愛がうまくいっていない。

誰も幸せにならないし、ウキウキでハッピーな瞬間なんて全然描かれていないし、テルにもマモルにもあまり共感はできないけど、ある意味で恋愛のリアルを描いた作品だと思う。
世の中、少女漫画みたいな綺麗な恋愛ばかりじゃないもんな。

マモルに対するテルの気持ちがいつまで続いていくのかわからないけど、2人ともまだ20代みたいだし、テルもいつかマモルへの執着を捨てて合う人と出会えるといいね。
もしくはスミレのいうようにマモルがテルとの相性のよさに気づくか‥‥。

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