いぬ

愛がなんだのいぬのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.6
人の、目を逸らしたい、見たくない部分をずっと見せられてる感じ。辛い。
あとは不毛な会話を切り取るのが上手すぎる。「用事がないと行かないね。どこも用事がないと行かないか。」とか。

てるちゃんは色々超越したところにある人だと思った。都合が良くてもいいとか執着してるのが分かってるとか、それどころじゃなくて、どんな手段を使っても近くにいる、強かさを持ち合わせていて良かった。目先の事だけ考えて泣いて縋る人じゃなくて良かった。


結局みんな自分勝手に生きていて人間臭くて好きだった。自分に好意を寄せてくれてる慢心と、その人が離れた途端感じる焦りみたいな生々しさが良い。
いぬ

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