さわら

愛がなんだのさわらのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.5
特筆すべきは仲原くん。基本的にイイヤツなんだけど、買い出しやラーメン屋でエビスのビール買ったり頼んだりするあたり、「そういうとこだぞ」と思ったり思わなかったり。とはいえ、深川麻衣さん演じる葉子の歯に衣着せぬ立ち居振る舞いはやはり尊いので、ほんと仲原くんの気持ちよくわかってしまう。

カップ底のコーヒー染みのように、20代後半以降の恋愛は厄介だ。本音や建前も、正解や間違いだってありゃしない。ただただ、「目黒に呼び出す友だち、だいたい友だちじゃない」は真理なので、春だし新社会人は心して観るべし。