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愛がなんだのすのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「愛ってなんだ?とか思っちゃったんですよね」「…愛がなんだ!」

恋愛ってお互いに何となく惹かれあって相思相愛、っていうハッピーなケースがもちろん理想だけど、追う側と追われる(のを楽しんでいる)側になってしまうことが実際は多い。

ヒロインのテルコは完全に追う側で恋愛をしていてる。
その相手のマモちゃんは、テルコと真剣に付き合う気はなさそうだが、何かと連絡をしてきて、テルコを振り回す。
テルコはそれを悲しむわけでもなく、あまりにも純粋にマモちゃんの近くにいることを望む。

最初のほうで、熱を出したマモちゃんにテルコが味噌煮込みうどんを作ってあげるシーンがある。
そして最後のほうに、逆に体調が悪いテルコにマモちゃんがうどんを作ってあげていて、私はまんまと「良かった〜報われた〜(うるうる)」となってしまったのだが、その次の瞬間、「もう会うのやめよう」と切り出され、涙、一瞬で乾いた。
テルコはマモちゃんのことを好きなのだ、と友達に言われ、そういうことなら他に好きな人のいるマモちゃんがテルコと会うべきではないから、とのこと。
そこでテルコは迷わず、マモちゃんとこれからもいっしょにいるために、自分の気持ちを偽る決断をする。

テルコにとっては「愛し、愛されたいと思うこと」が愛ではなく、「何をしてでもいっしょにいたい、と思うこと」が愛なのだ。

私にとって愛とは??
やっぱり私は必要とされたいし愛されたいな…
でも、自分が愛されてるかどうかに関係なく、好き!って思えることが愛なのかも。
す