こめかみを撃ち抜かれ倒れる死体…その傍らに転がる拳銃を偶然拾った主人公のトオル。
銃に魅入られたトオルは次第に銃を愛でるだけでなく、実際に銃を使いたい衝動に駆られるようになる。
古典的な話の流れだが、演出まで古典的というか、とてもクサい演出が多く観ていて少しこっ恥ずかしくなる。
リリー・フランキー演じる刑事のコロンボ感も何とかならなかったのかな…。
トオルの精神状態や背景、心理描写もそれっぽく味付けしているが、世にも奇妙な物語感というか、テレビサイズのショートスリラー感が拭えない。
白黒の意義もイマイチ効いてこない。
この監督の百円の恋とか、イン・ザ・ヒーローとか結構好きなんだけどなぁ。
やっぱり吉本興業だからか？
