このレビューはネタバレを含みます
シーズン5とシーズン6の間のエピソードであり、これまでシリーズを観てきたファンに対し、「大きなスケールで撮ったから観てね」というクリス・カーターの意気込みを感じ取ることができる。
テレビ版のXファイルを観ていない人には登場人物が何やっているのかさっぱり掴めず、そもそもどういう関係なのか劇中に説明がないので相当な置いてけぼりを食らうだろう。
とはいえ、作品を粗方知っている目で見れば、2時間以内で収まっており「Xファイルで観たいもの」が大体詰まっている本作はかなり推せる。
多くの謎を残したままに幕を閉じるため、当時の視聴者は続くシーズン6の展開に期待を寄せたのではないだろうか・・・。
(Xファイルという作品がそもそも伏線を投げっぱなしにしまくるので、色々お察ししたファンもいたと思うが(笑))
ファン目線が強く点数は甘くなってしまったが、まぁファンなのでいいでしょ(開き直り)。
それにしても終盤のスカリーはほぼ死にかけみたいな状態からすぐに動いて驚かされる。
シーズン6でもピンピンしているし、ウイルスに感染した上に低温環境に晒され続けた後遺症とかはないのだろうか。
マニキュアードマンが提供したワクチンの効果は絶大だったと感じさせられるシーンだ。