稀

飛べない鳥と優しいキツネの稀のレビュー・感想・評価

飛べない鳥と優しいキツネ(2018年製作の映画)
3.0
学校ではイジメ。家では父親の暴力。趣味のオンゲーも近日サービス終了。男女1人ずつ友達ができたかと思いき、当て馬にされた上、女友達には自作の小説をパクられてしまうことに。もう生きていられないと思った矢先、フリーハグをしているオンゲー仲間が実はイケメンだった!?死ぬには準備がいるというイケメンに連れ回され、バケットリストを埋めていくことに。ピザの早食いは食文化の違いがあるのかもしれないけど不快だった。歯医者が怖くて行けないイケメンに付きそうのは微笑ましかった。エキストラを静止させて主人公の不満を口にさせるシーンは面白かった。クソな担任の鉢植えを投げ捨てようとして屋上から転落するのはまだいいとして、オンゲーのNPCに助けてもらうのは意味不明だった。お別れを告げにきたイケメンに「自分を満足させる遺書をくれ。でも私は文章にうるさしし、文法もチェックする。字もキレイに書け」といったことを要求して思いとどまらせるのは秀逸だった。
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