kanaco

モンスターハンターのkanacoのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
2.9
人気アクションゲーム『モンスターハンター』が実写化。ストーリーはオリジナル要素が満載。現代人(軍人一同)が時空を繋ぐポータルによりモンハンの世界へ異世界転生!モンスターのCGや迫力も良い感じでビジュアルはモンハンぽい。 でも私が思うモンハンの魅力は排除されているような作品だったなぁ🤔(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

★登場キャラクター、ストーリーなどのネタバレの記述があります。未鑑賞の方はご注意ください。また、辛口ですのでお好きな方もご注意をお願いします。適当なこと言ってますので、ゲームファンの方もすみません。

◆あらすじ◆
アメリカ陸軍の女隊長アルテミスが率いる特殊部隊は、砂漠にて作戦中に消息をたったB部隊の捜索を行っていたが、突然に奇妙な砂嵐に飲み込まれる。そうして気がつくと、辺りに広がっていたのは見知らぬ砂漠…。探していたB部隊の車と遺体を見つけたメンバーは、さらに現実とは思えぬ巨大なモンスターに遭遇する。それは、砂の中から現れる角の生えた地底モンスター〈ディアブロス〉だった。一方、重火器で〈ディアブロス〉に応戦するアルテミスたちを観察する、1つの影が…。

❶人気ゲーム『モンスターハンター』を映画『バイオハザード』の監督と主演女優が実写化

『モンスターハンター』は2004年よりカプコンで発売されている『雄大な自然の中で 巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲーム(公式HPより)』です。PS2から始まり後続作品では様々な機体で発売。2023年時点ではシリーズは21作品かな?その派生ゲームやコラボなども展開している人気アクションゲームというイメージです😀

ちなみにkanacoの経歴は、どのソフトかは忘れたのですがPSPのうちのどれか1つ(ブタがいた気がする)を「これは流行に乗って私もやるべし🥳」とウキウキで買った記憶。そしてチュートリアル(だったと思う)の小さめなすばしこい恐竜モンスターとの初戦で、まず全然攻撃が当たらなくてイライラしていたところに、指示にて「罠を置け」みたいなのが表示されたので素直にモンスターの前に置いたら、そいつが綺麗に私の罠をタタタタ…とすまし顔(幻覚)で迂回して避けたのにブチ切れ、そのチュートリアルを倒してから速攻放り投げました😂

その後、モンハンをやっている友達に「ソフトを持っているなら一緒にやろう」と誘われ、チュートリアルの顛末を話すもそれでもOKというので、3人でローカル通信をしたところ案の定何の役にも立たず、結局「わ、私ハンターじゃなくてサバイバーだから…(震え声)🥺」と採取だけしながら、友人2人がペコちゃんみたいな名前の鳥(鳴くと敵が増えるみたいな奴)を倒すのを待っていた…という思い出のみ(その後、ゲームを切り替えて3人でボンバーマンをしこたまやった🥳)。

これだけ。たぶん総プレイ2時間もしてない。思い出が苦いわ😂まだ『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』の方が長くプレイしたよね。それもあまりやらずに積み上げちゃったけど…。

本作は、そんな『モンスターハンター』を映画『バイオハザード』で有名な監督と主演女優が同タッグ(夫婦らしい!)で実写映画化した作品です。

❷ストーリーはオリジナル要素が満載。モンスターのCGや迫力も良い感じ!

シナリオはおそらくオリジナル(だよね?)。現代人(軍人のミラ・ジョヴォヴィッチ一同)が時空を繋ぐポータルによってモンハンの世界(=人間が多種多様なモンスターと共存している世界)に強制的に異世界転生してしまうという驚きのストーリーでした。

前半は、不機嫌なことがあっても歌を歌ったらご機嫌になっちゃうミラ率いる仲良し特殊部隊チームが、色々なモンスターに遭遇して次々と命を落としていくモンスターパニック。後半はミラが現地のハンターとコンビを組み、現代の重火器からモンハン世界の装備や動きを習得してモンスターと戦い現代に戻るために突き進む…といった感じかな。正直な所、ストーリーはシンプル。モンスター問わずひたすらに「出会ったらとりあえず戦う」を繰り返していく感じです。

私のゲームプレイがあの有様なので、モンスターが原作に忠実だったのかは分かりません。しかし映画に登場するモンスターのCGや造形、迫力は良い感じだったかと思います。さすがに私でも分かる“こんがり肉”を調理している場面や、見たことある武器もあり。私、双剣使っていた(というかもはや持っていただけレベル)のですが、ミラが使っていたのも双剣だった気がする。ミラの相棒となるハンターのちょっと違和感のあるアクションもそれ故にゲームっぽいというか、衣装なども含め各所にモンハンぽさが入っているところもあったかと思います。

❹実際、鑑賞直後の感想は「なんじゃこりゃ??」でした🙄💬

私のゲームのモンハンのイメージは、

・モンスターを狩ったり採取を行ったりすることで素材を集め、それらを使用して装備を充実させていくことて自身を強化させていき、次のハンターランクと強敵を目指すというストイックな繰り返しを行う
・仲間=ローカル通信またはオンラインなどで友人たちと集まり、対面や通話、チャットなどでコミュニケーションをとりながら共闘し、強敵モンスターやラッシュを倒す楽しみ

というのが、一番の醍醐味というか魅力であると思っていました(と、2時間もプレイしていない女が勝手なことを言っております🙏)

その意味では、この映画にその要素はほとんど感じられません。モンスターは〈ただ倒して終わり〉のための存在だし、基本的には個人戦。もはや軍人たちの重火器戦やミラとハンターの1ON1の方が長かったり…。

後半になってやっと複数ハンターが(唐突に)チームとなるも、ろくに出番も与えられないまま、あっという間にミラ個人戦へ突入…。しかも現代に戻って竜と戦いますが、散々に砂漠の戦闘を見た後に、現代でまた砂漠フィールドで戦うため何で舞台を変更したのかも理解できず…。ラストは…〈ゲーム感〉を演出したい故ならまだ分かりますが、これだけ映画にするためにオリジナル要素を追加しているので単純に続編がでること前提だったのかな🤔

もう1点、モンスターハンターのメインテーマと言えば『英雄の証』ですが、これが一切流れなかったのは、私が配信で見たからですかね?権利的問題とか…。それともゲーム音楽は一切使われなかったのかな。ゲームの実写化でそれは痛手ですね。それだけで原作らしさは大きく損なわれてしまい、制作難易度が跳ね上がる気がします。

あと、アイルーが全然可愛くなかったなぁ~😂

🦖💢🐝「モンスターの造形は良かったですが、でもそのモンスターを知らないので実はそんなにテンションは上がらず…。ゲームをプレイしていて知識があれば、あのモンスターだ!!と楽しめたかもしれません。だけど一方で、そうであればゲーム感の無さにガッカリしたかもしれません🤔

半端な状態の私としては、アクションやモンスター感は良かったけど、モンハン映画というよりはミラ・ジョヴォヴィッチのファン映画を見ているかのような気分だったなーって感じで、そこそこなるもやや低めって感じでした」
kanaco

kanaco