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ランボー ラスト・ブラッドのIdeonのレビュー・感想・評価

4.0
ミャンマーでの闘いの後、故郷に帰ったランボーは、メキシコ人のマリアとその孫のガブリエラと平穏な日々を送っていたが、メキシコに住む父親に会いに行ったガブリエラが失踪する。ギャングに拉致されてしまったのだ。やっとの思いでガブリエラを連れ帰ったランボーだったが、麻薬漬けにされたガブリエラは故郷にたどり着く前に生き絶えてしまう。怒りに燃えるランボーは単身、重武装したギャング団に闘いを挑む…というお話。
ランボーサーガ最終章。前回のミャンマー編からきれいにつながる話である。前回の戦闘では、ひたすら機銃掃射するばかりだったランボーが、今作では、農場全体にトラップを張り巡らし、ゲリラ戦のスペシャリスト、ワンマンアーミーの面目躍如の壮烈な闘いを繰り広げている。前作同様、ハードな人体破壊描写で、心臓の弱い人お断りの映画になっているが、上出来なシリーズ完結編である。青春時代に始まったこのシリーズには実に楽しませてもらった。長く親しんだ数々のシリーズが次々と幕を下ろし、青春時代のヒーロー、ヒロインが鬼籍に入り、自分の人生にも黄昏が訪れようとしているのが感じられる。
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