風来坊

ランボー ラスト・ブラッドの風来坊のレビュー・感想・評価

4.5
今回はスタローンさんは監督は外れたんですね。これが最後ならならメガホンを取って欲しかったですけど…。

「ランボー 最後の戦場」のラストでチラッと見えた、ランボーの実家の牧場の全体像が見えて嬉しかった。
ただ…郵便ポストは替えればいいのにと思う(笑)

相変わらず過去の忌まわしい記憶に付き纏われPTSDに苦しむランボー。
この葛藤や苦悩はこのシリーズのポイントなので、ここが本作でも丁寧に描かれていました。

まだ若いからという注釈は付くが、ヒロインのガブリエラの考えが甘くて心情が理解出来ない。その理由を知ってどうするの?出て行った事でもう答えが出ているのに…。
なのでこの子の為に奮闘する展開に、今ひとつアツさを感じないのが難点。

私の実体験と重ねてしまうが、出て行った親父を追いかけたところで待っているのは失望しかないんですよ…。喜んでくれるなんて自分の都合のいい願望。
娘が心配過ぎてなのでしょうけど、ランボーにしては行動に慎重さがない気がしました。

シリーズ恒例の弓矢を使うシーンは本作でも!分かってるなぁとアツい!
前作もそうでしたが前半に悪党の惨さを際立たせる事で、終盤の盛り上がりとランボーの爆発に説得力を与えてましたね。

キツいゴア描写満載で血みどろ!犯罪組織が行う暴力は目を背けたくなるが、ランボーのはいいぞ!もっとやれの不思議(笑)
とんでもない男を怒らせた事に、悪党はあの世で後悔している事でしょう。

もう死んでるっていうのに追い討ち!ただ苦しまずにとどめを刺すのは優しいのかな(^o^;)
罠を仕掛けたりは1作目を彷彿とさせましたね。怒りに狂うランボー暴れっぷりはスゴく面白く存分に楽しめました。
ただ前作の方がストーリーはしっかりしていて好きでした。

まとめの一言
「乱暴、怒りの牧場」
風来坊

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