さらしな

永遠に僕のもののさらしなのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.8
キャッチーな表現をすれば、「実在したヤベー美少年の話」、より詳しく言えば、「倫理観が欠落した天使のような容姿の少年が殺人強盗窃盗等、やりたい放題やった結果逮捕された話」。
これ、主人公カルリートスにいっさい悪気がなくて、欲しいから自分の物にする、邪魔だから殺す、がずっと一貫してるから、もはや胸糞とかそういう次元の話ではない。
そして、ラモンへの、カルリートスの性格から考えたら異常にすら思える献身は、ラモンへの愛情からだし、家族への親愛も持っている。
このアンバランスさは、彼の容姿(宗教画の天使のような肉付き良い体型と、ブロンドの髪、肉感的な赤い唇、幼さを感じさせるくりっとした目)からも十分に表現されている。
カルリートスに「自分がしたいことをして何が悪いの?」と問われて、しっかりと答えられる人が、果たしてどれだけいるのだろうか。
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