ばね

永遠に僕のもののばねのネタバレレビュー・内容・結末

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

美しすぎるサイコ少年の過激な青春。やっていることは最悪なのに、まるで遊んでいる少年のような無邪気さがより怖い。電車の中で涙するシーンが印象的。結局は孤独だったのかなと思った。善悪の区別がつかず、世界すべてが退屈だったカルリートスはラモンに出会って仲間を見つけたと思ったけど、ラモンは悪事に手を染めるだけで異常者ではなかった。カルリートスは殺しによってラモンを「永遠に僕のもの」にし、同時に永遠に失った。異常に生まれることは周囲にとっても、本人にとっても災難なのかも。警官に包囲される家の中での最後のダンスは、諦めと共に楽しさも感じられて、カルリートスの生き様そのもののように感じた。
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