おやおや、いい意味で予想と違った。
サイコパス×青春映画ということで、悪魔的に、いや天使的に瑞々しさに溢れた映画。
実際の連続殺人犯を緻密にリアルに描くというよりは、なんて言うか地上に降りたった天使が人間になるまでの、ほとんど寓話みたいな映画だったなあ。
人間社会のルールや決まり、もっと言えば善悪をまるで意に介さない。
まさに主人公の少年が本当に天から降りてきて人間界で無邪気に踊ってるんじゃないかとついつい思ってしまう感覚を観客にどれだけ持たせることが出来るかが作品の勝敗の分かれ目。
その意味では、あのオープニングで早々に勝っちゃってるでしょう〜。