THE GUILTY／ギルティのzomychanのネタバレレビュー・内容・結末

警察の緊急ダイヤルのオペレーターの主人公アスガー。日本でもドラマで真木よう子が同じような役どころでやっていたようなお話かな、と思って見始めました。

ほぼ全てのシーンはアスガーがパソコンの前でヘッドセットをつけて、緊急ダイアルが入電される部屋で通報先や警察関係者とお話するだけなのですが、臨場感のある電話の向こう側の音と彼が電話先に提示する発問が頭の中で視覚イメージを生成してくれます。大袈裟であからさまな演出がなく淡々としている中にこれだけドラマがあることがフィクションとして見納められて、作り手はすごいなぁと思いました。あと観客として信頼されている、という言い方はおかしいかもしれないけれど、そんな感じがした。

ただ彼個人の携帯での電話での会話だけは別の物語があって、アスガーのギルティは、自分の以前の仕事の失態に相棒を巻き込んだことかな。そこが題名にも掛かってくるのかな。彼だけではなくそれぞれみな人から見たらギルティなのかもしれないよね、みたいなところでしょうか。