なかもと

THE GUILTY/ギルティのなかもとのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.9
試写会にて@ユーロスペース
監督、今作長編デビューって信じられない。

目に見える映像は単調なのに、頭の中でイメージが補完されていく感覚がとても面白い。映画なのに小説読んでるかのような新しい体験だった。
(途中、自分の想像力の豊かさを恨むシーンもあり笑)

「サーチ」ではチャットやメールと言った現代的なテキスト中心のコミュニケーションが目立ったしそこが面白かったけど、この映画は聴覚フル稼働で、言葉だけじゃなくて雑音や息遣い、声色までがイメージに結びついてより緊迫感が増す。

音だけの限られた情報しか頼れないから最後まで没入感がすごかった。普通の映画だったらこうはならない気がする。

音響が大事な映画なので、映画館の良いスピーカーか、凄く良いヘッドホン環境で観て欲しい。
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