鍾馗

THE GUILTY/ギルティの鍾馗のレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
4.0
今週末に芝居の公演を控えており、本日から劇場に入るので来週まで映画はお預け。
ということで昨日の仕事上がりに行ってきました【THE GUILTY】

電話からの声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルながらも予測不可能な展開で注目され、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク製の異色サスペンス。過去のある事件をきっかけに警察官として一線を退いたアスガーは、いまは緊急通報指令室のオペレーターとして、交通事故の搬送を遠隔手配するなど、電話越しに小さな事件に応対する日々を送っている。そんなある日、アスガーは、今まさに誘拐されているという女性からの通報を受ける。車の発進音や女性の声、そして犯人の息づかいなど、電話から聞こえるかすかな音だけを頼りに、アスガーは事件に対処しなければならず……。

この解説だけ読んでると、どこが【罪】なのかな?って思うんですけど、最後に見事な【罪】をみせてくれました。
緊急通報司令室だけで話が進みます。事件が起きている現場の風景も入りません。通話内容だけで物語が進行します。風景が見えないのがミソ。最後に「そうだったのかぁ!!!」となります。

88分。
コンパクトにまとまっています。
昨日夜の回は《おひとりさま貸切》でした。
もったいない。そりゃ知っている役者はひとりも出ていませんが、これはぜひ多くの人に劇場で見ていただきたい。
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