ゆんぶりっく

ライリー・ノース 復讐の女神のゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

3.4
ギャングに最愛の夫と一人娘を殺された主人公。裁判では自分の証言は揉み消され実行犯は無罪放免。
ブチギレた主人公は「方が裁かぬなら、己で裁くまで!」と言った具合で自ら実力行使に出るリベンジ・ムービー。
話は王道中の王道。すごいストレートな作りです。

リベンジムービーを見たかったので
「コレコレェ!そう言うのが見たかったのよ!」
と言う一定の満足度はありました。
KSGでギャングどもを薙ぎ倒していくシークエンスが特に良かったですね。

しかし惜しいところもあったのは事実。
5年間でどう強くなったのかの根拠は描かない(地下格闘技でボコられてるシーンくらい)

アメリカに帰ってきてからスラムの住人たちに“守護天使”と言われるまでになった経緯は全カット。
それどころかその経緯が作中で全く活かされていない。
あのスラムの子供達とか何か重要な事をするのかと思いきや、なんもねーし!

麻薬を盗んだり、ロンダリング中の資金を燃やしてビジネスにダメージを与えていたらしいけど、そこもカット。
なぜ!?
「イコライザー」でも「ミスターノーボディ」でも敵の肝となるビジネスをオジャンにするシーンはすごいカタルシスあるのに!

ボスを追い詰めてる感も薄けりゃ、そもそもボスの影も薄い。

良くも悪くも、ながら見しながらサクッと見れた作品でした。
ゆんぶりっく

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