アカウミガメ

ライリー・ノース 復讐の女神のアカウミガメのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

2020 2/21 12/22

単純に、『96時間』のママ版だろうと思っていたので受け止める用意のなかった深刻なテンションにちょっと焦ってしまいました。
ヘビーな感じなこと自体は悪くないのですがだらだらお菓子とか食べながら観ようとしてたので…。

生理用ナプキンが画面に映ったところはラディカルだと思います。でもなんだろうな、全体的に、新しいことをやろうとしているのはとてもわかるのですが、ちょっとずれてるような不全な印象を持ちました。

どこがどうとは言えないのですが、96時間と比べて妙に深刻になってしまったところとか生理用ナプキンとか印象に残った要素が「フェミニズムといえば真面目、女といえば生理、あと裁判で信用されない」みたいな、単純な連想がもとにあるような感じがしてしまって。根っこになんらかの主張があってそれを言うために必然的に出てきたという感じがあんまりしなくて、記号的な扱いに見えてしまいました。連帯要素も特になく。

あと裁判における女性の証言の信用されなさはもっと丁寧に描いた方がいいんじゃないかなと思います。you hit like a girl っていうせりふもずれてる気がして仕方がない。

最近フェミニズムについてなにか言おうとしているのはわかるけどフェミニズム的ではあまりない、みたいな映画が増えてきているなと思います。