タイトル通り、金正恩の壮絶な生涯を描いた作品でした。まあ嘘なんですけど、『ボヘミアン・ラプソディ』以降の伝記映画はどうしても比べられてしまうんじゃないかなと思います。内容的な話をすると、エルトン自身の生涯に少し物足りなさを感じました。他人の人生をなんやと思ってんねんって感じですが、それが正直な感想です。僕はやっぱりボラプの方が好きでしたが、うまいこと違う良さが出ていました。序盤のミュージカル調のところがかなりよかったです。急に富だったり名声だったりを手にすると、謙虚さがなくなってしまうというか、人が変わってしまうのかなと思いました。僕はひねくれているので友だちが少ないんですけど、最近そんな僕とも遊んでくれるような人と出会うことが増えました。とてもありがたいことですが、そうやって少し友だちが増えただけで調子に乗って謙虚さを失くしかけているので、僕が富や名声を手にすればすぐに破滅しそうです。身の丈を考えて行動することを心がけたいと思います。
