カワウソのアイサツ

ロケットマンのカワウソのアイサツのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.5
あ"っーーー!!のシーンに驚愕しつつ、全編に渡るハートブレイクなエルトンにはキュンキュンします。

変なサングラスとエキセントリックな話題を振りまくおじさんという印象だったが、天才ゆえの苦悩がとてもわかりやすく説明されていた。

フェロモンと野心ムンムンのマネージャーに翻弄され、ムキーヽ(`Д´#)ノと怒るエルトンが可愛い。

実の父親も実の母親も天才を育てると言うより持て余してしまう。
でも、だからこそ天才に育ってしまった不思議。

結婚して、息子にも恵まれ、幸せなおじさんが、何故マリリン・モンローやダイアナ妃に心を寄せた名曲を歌えたのか、その疑問を解消するには十分過ぎる程の説得力を持った作品だった。

知り過ぎてシラケてしまったボヘミアンラプソディの悔しさを取り戻せたのは、個人的に嬉しかった。

いずれ天に召された時、アルコールとドラッグに蝕まれながら、幸せを掴んだエルトン・ジョンとフレディ・マーキュリーやジョン・ベルーシでは何が違っていたのか、アカシックレコードで調べてみたいと思う。