榎木津

ロケットマンの榎木津のレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
3.7
最初、バードマンかと思った。“ボヘミアンラプソディの監督が贈る”みたいな宣伝文句でイメージしてるとミュージカルで驚く。違うのエルトン・ジョンの歌唱でなくアクターが唄う。それもハリウッドのレベルの高さに感心するくらい全員相当クォリティが高い。
当時、曖昧な翻訳(誤訳)だった歌詞の意味も暴露的に紐解かれて、能天気に見えて結構辛辣なアーティストだったことを始めて知った。
残念ながら、聞き覚えのある曲はあってもクイーンほど馴染みがなく、単なるミュージカルとしてなら『グレイテスト・ショーマン』の方がグッとくる。でも演出のレベルははるかに高い。例えば、自分ならこの演出でデビッドボウイとか創って欲しい。2019年、最先端レベルで作った究極のミュージックビデオ。エルトン・ジョンのファンの人は幸せだ。
榎木津

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