オープニング。
扉の向こうから光り輝くド派手な一人の男が歩いてくる。
ただそれだけで高揚感に震え半泣きになった。
映画としては人間ドラマ5:ミュージカル5くらいの割合でバランスの良い構成だと思う。
「ボヘミアンラプソディー」と比較するのは観る人の自由だが、どちらかといえば「ロケットマン」の方がエルトンの孤独感にフォーカスされた内容になっている。
病みに病み、堕落の極致を彷徨うエルトンはどのように復活を遂げるのか？
正直、日本ではボヘミアン〜のようなヒットにはならないだろうが、是非多くの人に観てほしい。
かくいう自分もエルトン・ジョンの曲は有名な曲以外それほど知らないんです。
そんな自分でもミュージカルシーンにもすんなり入っていけた(本来ミュージカルは苦手)。それもこれも曲そのものが素晴らしいからだと直ぐに気付いた。
それがエルトン・ジョンの実力であり才能であり、稀代の天才と言われる所以なのでしょう。
最後に、主演のタロン・エガートンも体当たりの演技と歌唱で素晴らしかった。
そして、めちゃくちゃ似てたし、完璧にエルトンしてた！
「ロケットマン」終わっちゃわないうちに皆んな観て来て！
