「ロケットマン」昨夜観ました！
エルトン・ジョンの音楽の魂の一部に触れるような作品。
とにかく「ボヘミアンラプソディ」みたいなのでしょと思っている人がいたら裏切られると思います。
ストーリーテリングは端的で、物語は幼少期からある時期までの半生がスピーディーに展開して描かれ、そしてよくある愛を求めるけど得られない成功者の孤独という要素がありますが、そこに新鮮味はないのです。
ですが重要エピソードで挟まれるミュージカルシーンの爆発力がすごくてとにかく圧倒されました！
なんてったってエルトン・ジョン役のタロン・エジャトンが素晴らしい！
歌声といい、演技といい。
そして音楽を表現するシーンがいちいち良いです。
例えばライブのときにトランス的な音楽に揺さぶられる浮遊感をまさに実際にある写真をもとにそのまま表現しちゃうとことか、ミュージカル表現で遊んでる感じとか良かったです。
そして「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」誕生のシーンはまさに音楽の奇跡を感じる名シーン。
愛がどうとか、孤独や挫折をストーリーで理解するのではなく、まさに音楽を通してエルトン・ジョンの類い稀なる才能と苦悩、葛藤を音楽と映像表現で体感する映画だなーと。私は大好きです。
あとは作詞家のバーディーの魅力がとんでもないーー！人類を魅了する男だ。
キングスマンゴールデンサークルをある意味見直したくなるし、大事なことなので2回言いますがほんとにタロンがすごい！
