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ロケットマンのsnatchのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.0
お次はエルトン・ジョンです🦸‍♂️
どうしてもビジュアルの突飛さが先行してしまい、有名な歌は知っている程度だったのですが、この映画では一曲一曲に込められたまっさらな正直な心と、その時その時の苦悩が丁寧に描かれていて感銘を受けました。あの衣装は彼の鎧だった。
愛がぽっかり欠落していた親のもとで育った少年時代、相性抜群の作詞家バーニーとの運命の出逢い…でも、それは長い長い片思いの始まり。圧巻の初ライブの最高の夜、愛する男が女を連れて幸せそうに去っていくのを見送るしかないあの切ないエルトン…😭そして、最高の音楽家として世界中に愛され億万長者になるほど孤独と苦悩が膨らみ、仕事酒ドラッグ買い物中毒の穴にはまっていく🕳苦しみを逃れ忘れさせてくれる快楽に手を伸ばしてしまう。私はと言えば「トレインスポッティング」派で自ら映画中毒に突き進む治したくないパターンです🤩ずーっと孤独な世界で浮遊し続ける、心は裸の王様?女王みたいなエルトンのズボンの裾を引っ張って着地させてくれたのは、彼をずっーと見ていてくれた愛する相棒でした←ここ、本当に感動しました🥺彼の書く詩は本当に素晴らしい←バーニーって「トレイン〜」にも出ていた若きロバート・カーライルに似ているなあと思っていたら、リトル・ダンサーのあの子だった‼︎で、カーライルは「イエスタディ」であの役‼︎ 相関図を書きたくなる。

そういう感じで始まるのかの映画スタイルも、様々な年齢の彼が唄う歌も、他の人達の参加も面白かったです。短かったフレディの一生と比べると、最後は確かに急ぎ足感もありましたが。
あと「Your Song 」を作詞家バーニー20歳、エルトン23歳で作ったことに本当に驚いた‼︎‼︎
しかし、エルトン同様、あの父の行いの裏にある隠されたものを知りたかった。何故、どうしてハグしてくれない…

こうなったら、三番煎じ、四番五番…と作って欲しい‼︎ デヴィッド・ボウイ、ボブ・ディランとかボブ・マーリーが観たい🤩
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