Kana

キングダムのKanaのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
2.0
春秋戦国時代の史実をネタに壮大なストーリーを描いた少年漫画原作のアクションムービー。

面白くないことはないけど、手放しで面白いとも言い難い…。
やっぱり原作を知っているからか、つい原作と比べちゃってお話に入り込めず。
とは言え中島健人と吉沢亮はなかなかイメージ通りで良かったと思います!
本郷奏多や満島真之介も原作の生き写し!
タテの上手い下手はあったけどそこまで違和感なく。
ただそもそも原作がすごく長くて登場人物が多いので、映画を同じテンポで進めてしまうと複雑になってしまったような…続編作るなら必要なんですけどね。
橋本環奈はちょっと可愛すぎたかな。
長澤まさみは戦闘下手くそすぎだし演技も迫力なさすぎだし存在感もなくて全然ダメ。

なんとなく全体的に不満なのは、たぶんストーリーは悪くないんですけど、戦闘シーンに迫力がなくてものすごくつまらなかったです。
中途半端というか…。
亜人とかシャーロックホームズとか、最近は戦闘シーンの見せ方にこだわってる映画も多くて、ただ戦うだけじゃなく動きやカメラワークや音楽やテンポがものすごく大事なんですよね。
戦闘シーンの多い映画だと特に。
キングダムではもっと泥臭い戦いなのは百も承知ですが、それならそれで戦い方が綺麗すぎた!
もっと血みどろのぐちゃぐちゃの泥々になりながら勢いだけで進んでくような戦い方にすれば良かったのに、中途半端に綺麗すぎて、その割にはテンポ悪くて、スローにして全部ごまかすみたいな見せ方がとても古臭い撮り方に見えました。
日曜日の戦隊モノか、20年前のアクション映画かな?っていう。
アクションシーンの難しさと重要さがよくわかりました。
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