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斬、のMKのレビュー・感想・評価

斬、(2018年製作の映画)
3.5
西洋の騎士は刀と盾を持っているのに日本人は両手に刀…とある方のツイートより。

保身、逃げ出すことに対する恥の意識とか死と対峙したり、受け入れることの美学とでも言うのか、この国の美しさには危うさや無謀さ…潔さが付き纏っている気がする。

そんなことが関係するかはさておきの、日本刀が目的を果たすときに生み出される「斬」。

目の前の人間とまさに真剣、命のやり取りをすることの目的や意義にフォーカスした作品という印象。

武士だからって生まれながらに潔くも勇ましくもない。
欲情もすれば臆病にもなるし、それでも鼓舞される魂があるのかもしれない。

そんな、やけに人間臭くて血生臭い映画だった。

『ほかげ』観た影響で観たけど、『野火』や『ほかげ」が刺さりすぎたため物足りなさがあった。。
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