3人が其々傷を追って山を彷徨い叫ぶ。
現代語も全く違和感なく、画面は常に美しく時代劇特有のピシッとした空気がある。殺陣や剣、音の表現も美しい！
主演の3人は役と素が絶妙に混じっているような(といっても蒼井優さんの演技は時々苦手)演技に、どこか映画をこちら側に近づけてくれていると感じた。とはいえ塚本さんの佇まいが飄々としつつも恐ろしいし、池松さんがどんどん変わっていく様に初めから最後まで惹きつけられた。
暗喩とも直接的とも言えない交流がエロスだった。
行動範囲の狭さ(お江戸…)に驚きつつも見応えがあった。上映時間は80分と短いけれど、見終わった後暫く休まないと動けない。
