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さよならくちびるのrosechocolatのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
2.8
うーん…。なんとなーくあらすじだけ読んで嫌な予感がしていたのだけど当たってしまう。

まず、そのエンディングはないよね??って。いきなりのいきなりでしょう?結構いろんな理由積み重ねていた気がしたのに何故にそこ???

それとデュオを結成した経緯もふんわりしすぎ。

そしてこれが1番致命的なんですが、デュオの声に魅力がないんです。ボーカリストではなく女優さんが歌ってるので無理もないし、(恐らくですが)曲はこの2人に対しての当て書きで作られているので、声域も狭め。そしてお2人とも声に抑揚がないので、申し訳ないけどデュオ自体に移入できなかったかな…。

ギターとボーカルを懸命に練習されたことはとてもよくわかるのですが、
歌って上手い下手ではなく、まずは声に魅力があるかなしかがポイントなので、その点不利だと思いました。
帰り道の車のFMで桑田佳祐氏が『異邦人』をカバーしていたのを聴いてて、それが最高にいい作品だったので、まずは声に魅力ありきというのはあながち間違ってはいないと思うのです。

加えて展開のふんわり加減がとても気になりました。「なんとなく雰囲気が好き」な方にはいいと思いますが、それでもエンディングはスッキリはしないであろうと思うのです。
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