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せかいのおきくのrosechocolatのレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
3.6
ほぼほぼ◯◯◯まみれですよね。
でも昔はそれしかなかった。そんな時代の話です。
今みたく「ウォシュレットがないと嫌だ」なんて、夢にも考えつかない時代の話。

おきくの父を巡る詳細はあまり語られないけど、
余分な台詞なしにおきくの反応だけで表しているところ。
侍たちはおきくを始末したかったのか、それとも敢えてその始末にしたのか。ここは解釈が分かれるかもしれません。

プライド高い侍たちだってみんな糞をする。
それを黙って引き受けてくれた人たちがいたこと。
それに敬意を表することを忘れてはいけないのでしょう。
人に貴賎はないことを自覚して生きるのは、なかなかに難しい。生きにくい今だからこその作品。
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