アイデア一発勝負の異色ゾンビパニックホラー。
ポスターがまさにエレベーターに閉じ込められた主人公の視点でわずかな隙間からゾンビパニックを傍観し自分も出れないけどゾンビも入って来れないから安全ではあるという斬新な設定…劇中のほとんどをエレベーター内で済ませるところに低予算感をひしひしと感じる。
アイデアはいいんだけどもエレベーターの外の出来事をすべて電話だけで完結させてしまっていたのがなんともチープでどういう状況だったのかあとで答え合わせするとかもっと工夫してくれていたら想像で補えたような気がするがあまりにも観ている人の想像力に投げっぱなしというか頼りすぎていたかなぁ。
主人公がクズで改心や成長がなく変わることがなかったのも残念。
ゾンビパニックの経験の中で本当に大事なものに気づいて改心する～とか謝罪する～とかあったらまだ感情移入できたんだけど正直生き延びなくていいからゾンビにやられちゃってほしいくらいには登場人物の中でいちばんのクズが主人公だった。
…正直このポスターを見ると『バイオハザード』のエレベーターのシーンを思い出す…時間にすると圧倒的に短いけど『バイオハザード』の方がインパクト抜群。
