都落ちMiyaco

デス・フロアの都落ちMiyacoのレビュー・感想・評価

デス・フロア(2017年製作の映画)
2.0
故障でエレベーターの中に閉じ込められた主人公だが、まわりではゾンビが発生して騒ぎが起こっていく。
気になった部分は
・主人公が嫌な奴すぎて序盤からヘイトがたまる。
・ゾンビの設定がいまいち定まっていない。目の前でギャーギャーわめいている主人公を放っておいて他の人を襲いに行くのはなぜ? 
・人間関係を描く部分があまりにも不足している。かつては同僚だったもの(ゾンビ)を殺す場面の葛藤が感じられない。シルヴィアについては最初にエピソードがあったので、襲われるのに何もできない主人公の気持ちを追体験できた。
・時間経過の描写が足りない。閉じ込められてどれくらい経っているのか観ている側からは分からないし、やり過ごしたゾンビがまだ近くにいるのか遠くにいったのかもよく分からない。
・「外に出る最大限の努力をしたけど出られない」ではなく「主人公がアホだから出られていない」という、あるある。
ゾンビを蹴り殺すところは、主人公の吹っ切れた、やけくそな感じが出ててよかったと思う。おすすめはできない。